今回のブログを担当致します、とみしんと申します。チームでデータ係兼ホームページ担当をしております。
暦の上では立冬も過ぎて寒さがひしひしと感じられる季節となりました。このブログを読んでくださる熱心なキャッパーの皆様におかれましては、寒さに負けず日々鍛錬に励んでいることと思います。
さて、この度リーグ戦の前半戦の全日程が終了しました。5節までの全30試合で収集されたデータをもとにキャップ野球(と言うより関東キャップリーグ)をデータしていきたいと思います。「データする」というのは「科学する」みたいなよくわからないノリみたいなものです。
(以降データは全て2019/11/15夜時点のもの)
前半戦の簡単な振り返り
まず前半戦終了時点での順位は以下のようになりました。
(当記事では以下の略称を使うことをご了承ください)
JKK:上智大学・慶應義塾大学・神奈川総合高校連合チーム
TGC:東京理科大学・学習院大学・千葉大学連合チーム
NG:日本大学・蓋世連合チーム
1位はNGでした。投手陣が安定していて、防御率1.22はリーグトップでした。被出塁は2位一橋とほぼ同じであるにもかかわらず防御率に大きな差があるのは、粘りの投球ができている証拠だと考えられます。
2位は同率で一橋と我々横国が並びました。
一橋は被安打及び被出塁がリーグ最小の値を記録しています。一方で、打も充実していて昨季首位チームの意地を見せています。
横国は春とは打って変わって選球眼を含めた攻撃面で他チームとの違いを生み出しています。総得点50はリーグトップです。
4位は明治でした。防御率はNGに次ぐリーグ2位で、安定した投手陣により勝ち星を重ねてきました。
5位はTGCでした。前半戦終了時に既に春の20試合であげた2勝に並んだのはチャンスでの強さにあると考えられます。打点≧安打数を満たしたのは6チームで唯一でした。
6位はJKKでした。打者の三振はリーグで1番多く、投手の三振はリーグでいちばん少ないという結果になりました。データでは表れないのですが、オールスターに出場している投手はいい蓋を投げていると感じましたので、目に見える結果として残してくれることを期待しております。
全体的に見ると各チームがエースに次ぐ2番手くらいまで確立させているため(あくまで印象ではありますが)大味な試合が少なくなったと思っております。(自分も春より打ててないし...)
ワイルドピッチとパスボールの生還ルールの影響
今季より導入されたワイルドピッチやパスボールによる走者の生還による影響はルールの制定段階において相当大きいものがあると思っておりました。
以下に秋季のカード別の打点のつかなかった得点(キャップ野球ではほとんどがバッテリーエラーによるものとみなせる)及び全得点を示します。時間がなかったのでところどころは手集計及び暗算を用いていますので、誤りを含む可能性は否めませんが、それをご理解の上で参考にしてください。
実際にはこれらのバッテリーエラーによる失点は全体の5割弱になりました。この数値をどのように見るかは人それぞれです。バッテリーエラーによる得点が1試合あたりで両チーム合わせて3回ほどと考えると、決して「ぶっ壊れ」では無いと考えます。しかし防げれば防げた方がよろしいので、ピッチャーのコントロールやキャッチャーの壁性能が求められことを感じます。
ただし、この議論はこれで終わらせるべきではないと考えています。春季のリーグでは全試合合計で479の得点が生まれました。一方で、秋の暴投と捕逸による走者の生還を認めるルールで失点が増えると予想されたにもかかわらず合計で378点のペースになっており、このままいけば得点は昨季に比べて少なくなる見込みです。私が基準にできるデータが春季のものしかない以上、このルールはある程度のバランサーとして働いていると捉えています。
私はリーグの責任者ではありませんが、リーグの運営に少しばかり携わっている者として、オールスター前にちゃんと全チームが試合を消化できたことにつきまして感謝が尽きません。この調子で最終戦まで無事に完走できることを信じております。
P.S. オールスター前日にアップロードする予定のブログでしたが、どういう訳かアップロードが遅くなり気づいたらオールスターが終了していました。
私はフレッシュオールスターに出場させていただきましたが貴重な体験をさせて頂きありがたく思っております。公式戦初登板がここになるとは、、、
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