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執筆者の写真キャップ野球チーム 横浜国立大学

キャッパーブログ 11/17 「共通テストに照準を当てた受験勉強」

更新日:2021年11月22日

都市基盤学科1年 堀


はじめに

 お久しぶりです、先々週スポッチャで手の皮を剥いて未だに治らない都市科学部都市基盤学科1年の堀です。ブログを書くのは2度目です。前回はキャップ野球を始めたきっかけを書きましたが、(夏休みが始まってから練習に2回しか行ってないせいでロクに書くことが無いので)今回は受験勉強の話を書いていきます。

 まず前提として、私の代のほとんどは共通テストだけで横国に入った事を注記しておかねばなりません。実は私は出願直前まで第一志望が東工大だったので、まだ数Ⅲを勉強していた方ではあるのですが、それでもかなりの時間を基礎固めに割いた勉強をしており、最早どのような受験スタイルにも一致しない中途半端な受験勉強となってしまっています。とはいえ、受験生活の中で何点か、大切だと感じた事はありますので、今日はそれを共有していきたいと思います。そして個別指導でバイトをしている中で得た知見もお伝えできれば幸いです。

 ざっくり私の経歴を書いておくと、中高は駒場東邦中学・高校、塾は中1から高1途中までSEG(ほぼ多読)、高1途中から最後まで河合塾マナビス(映像授業の塾です、苦手な箇所を探すには向いていました)、部活はそこそこ拘束時間の長い文化部でした。中学では得意だった順に英>地理>数>理、高校では数>地理>物>英>化です。


高3に向けたアドバイス

 高3でこの文章を読んでいる人は、「モチベーションを上げたい・保ちたい人」と「何をすれば良いか分からなくなってしまった人」が多いと思います。前者の皆さん、まずこの時期にモチベーションに気を配れているのはとても良い状態です。ぜひそのまま、最低限「流れで勉強できる状態」、可能であれば「夢に燃えて勉強できる状態」に持ち込んで行ってください。未来は明るいと思います。後者の皆さんへのアドバイスとしては、一先ず「学校で最初に配られた問題集」を解いてみてください。中高一貫なら、高校向けの最初の問題集と解釈してください(数学なら4STEP、物理化学ならセミナーなど)。そして、すべての問題を解かなくても良いので、自分の苦手なポイントを探ってください。そしてその結果や模試結果を見て、どの単元が苦手なのかをまず把握しましょう。そうしたら次にそのジャンルを1から学び直します。教科書で自学する気が起きなければYouTubeでも良いですし、先生が頼りになるのであれば先生も頼りましょう。そうして弱点を補強していくことで、少なくとも模試の基本問題は計算ミス以外では落とさない状態になれます。これがどれほど大切かというと、共通テストは6割以上が基本問題であり、共通テストが得意だと思っていた私でも数学は8割5分です。つまり応用問題でも解ける得意分野が半分あればもう横国レベル、という事ですね。少し余裕が出てきましたか?

 そんな余裕じゃないよ、という方、安心してください。あと2か月有ります。そもそも私は高3の夏の全統記述模試で偏差値48だったので、今の成績がどうこう、という事は無いです。みんなが旧帝とかの過去問に苦戦している間に1問でも基本問題を解いて慣れてください。大丈夫です。

 あと最後に、共通テストはかなりスピードが大切です(特に英数国)。英語と国語は苦手だったので、数学だけでもそのスピード感を鍛えるために、私は「Ninimaths」という暗算アプリを多用していました。多分為になった気がします。良ければぜひ。

 各教科のアドバイスとしては、英語は「ターゲットの友」ってアプリが使えるって事と、地理はデータブックの情報(輸出入、GDPなど)から国当てゲームをするのをお勧めします。友達と2人でやってみましょう。





高1・高2に向けたアドバイス

 私の母校、駒東では高3になってから受験勉強のエンジンが掛かっていました。私の代はコロナで消えましたが、体育祭が5月半ばにあるのでそこから始まる感じです(それ故私の代は空気がジワジワ作られていった感じでした)。つまり周りの人は意外と大して勉強していない可能性が高いです。その間から始めるメリットは計り知れない物が有ります。

 高3になってから気付いたんですが、高1の時には塾(マナビス)に週1-2日しか通っておらず、塾の先生からもそれで良いと言われていたんですね。確かに部活が週2、SEGが週1、習い事のテニスが週1とあったので仕方なかったのですが、高3になってからとても後悔しました。高3では基本的に毎日塾に行く生活になるんですが、毎日行っている中で更にもう1日分増やすのは基本的に不可能なんです。高1の時にもう少し進めておけばな、とかなり悔やんでいたので、今少しでも余裕があるのであれば進めておきましょう。

 そもそも、高3になってから高1範囲が分からない事に気付くのはしょっちゅうある話で、例えば中3で習った加法定理を理解したのは高2の終わりでしたし、高1で習った漸化式は今でもよく分かりません。そのような穴を埋められればとても大きなアドバンテージになりますし、模試でも良い成績が取れてかなりモチベーションが上がると思います。一先ず未来の事は未来に任せて、今抜けている穴を埋めることに意識を向けてみてください。高3で見つかると結構焦るので。


「共通テストに向けた勉強法」の話

 タイトルの話が疎かになっていたのでこの話もしておくと、トップレベルを狙うのでない限り共通テストはかなり大切、ということです。進学校ほど共通テストを軽んじる傾向があるような気がしますが、共通テストで取れる私立はかなり多いです。全統記述模試偏差値48の私でも共通利用で東京理科大に合格してます。早稲田の政経みたいにとんでもない点数(93%とか)を取らないと受からないとこもありますが…

 で、国立でも(東工大以外は)共通の点数が一定率使われるので、共通の勉強は多かれ少なかれ役立つのです。更に、共通の勉強と言っても形式の勉強は最後だけで大丈夫なので、基本的には基礎固めをするべき、と考えています。


さいごに

 つらつら書いて来ましたが、私の体験談と一考察でしかありません。そして実際に受験するのは私ではなくあなたです。ぜひ自分にどう使えるか(、全く使えないか)を考えて、受験で上手く行くことを祈っております。そしてあなたが横国キャップ野球チームに入ってくだされば嬉しいです。

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